2016年09月25日

負の値のみのバーチャートの表示

ArcMapでこんなチャートを表示したくなった。

i16092501.PNG

上の棒は輸入、下の棒は輸出額を示していて、5年ごと4回分の数値を示したものである。

輸入を示すレイヤーと輸出を示すレイヤーを別々に用意し、さらに輸出額の方はゼロから輸出額をひくなどして、マイナス値に変更した。で、それぞれのレイヤーのバーチャートを表示したのだが、なぜか輸出額のチャートだけ表示されない(涙)。相変わらずのArcGISである。

不思議に思ってネットで検索すると、まぁ仕様の範囲内的な現象らしい。バーチャートのすべての値がマイナスだと、チャートは表示されないものなのだそうだ。

回避策として、ダミーのフィールドを作って、すんごく小さい正の値を入れてそれとともにバーチャートを作成するとよいらしい。これまたArcGISらしい回避策であるが、とりあえずそれで輸出額の方もグラフが表示されるようになった。

ついでにもう一工夫。どうせ、ダミーのフィールドを使うなら、そのフィールドに輸入額、輸出額双方の4時点すべての中での最大値を輸入のデータ、輸出のデータそれぞれに入れておくと、X軸から上下に表示される棒の長さが示す数量が一致する。

で、その最大値の入ったフィールドは、バーチャートの表示のフィールドとして使いはするけど、表示色を色なし、アウトライン幅も0にしてしまえば地図上に表示されなくなる。

i16092502.PNG

さらにもう一工夫。ダミーに入れる数値を最大値ではなく、切りの良い数字にしておくと、凡例に表示される数値がぴったりの値になる。例えば、輸出入、4時点分のデータに対する最大値が627だと、バーチャートの凡例には310とそれに対応する長さのバーが表示されるようだ。これを例えば1000にしておけば、凡例には500が表示される。(凡例の数値の決め方はきちんとヘルプとかに書いてあるのを確認したわけじゃなくて、経験則なだけなので、違う値が出てくるケースもあるかもしれない。)

なんかこう、ゲームの小技のような内容だけど…。今回はこれにて。
posted by たかはし at 14:23| Comment(0) | ArcGIS

2016年09月21日

てくてくダイアリー再開しました

てくてくGISラボのスタートに伴い、ブログも再開しました。
GIS関係のメモなどをぼちぼちUPします。気になるGIS関係のニュースなんかもUPできたらよいなと思ってます。

過去のブログは以下のURLです。
http://blog.goo.ne.jp/penkichi2005/
posted by たかはし at 10:57| Comment(0) | TrackBack(0) | お知らせ