ということで、今回は時系列データのアニメーション表示方法をメモっておく。とりあえず今回はデータの入手までをメモメモ。
今回使うのは、おなじみ国土数値情報の地価のデータだ。最新版のデータをダウンロードすると昭和58年ごろからの地価も保存されていて、結構便利だ。
国土数値情報ダウンロードサービス
http://nlftp.mlit.go.jp/ksj/
ここの「JPGIS形式」の「GML(JPGIS2.1)シェープファイル)」というデータ形式の中から、「地価公示」を選ぶ。その次のページに、データのフォーマットの説明があって、ページ最下部でダウンロードするデータの都道府県を選ぶことができる。今回は東京のデータを使った。
あ、あと都道府県を選ぶところのちょっと上あたりに「シェープファイルの属性について」というエクセルファイルへのリンクがあるので、これも入手しておくといいと思う。それによると、地価公示(L01)のデータは、L01_48からL01_80という名前のフィールドに、昭和58年から平成27年までの価格が保存されているらしい。
都道府県を選んだら、次のページへ。データの年次が選べるので、一番下にある最新の平成29年のデータにチェックを入れる。
その後、利用目的のアンケートとか、ちゃんと利用規約理解した?とかのページが表示されるので、それらに答えて読んで、データをダウンロードする。今回の場合だと、L01-17_13_GML.zipという名前のファイルがダウンロードできる。
ZIPを展開すると、L01-17_13で始まるシェープファイルを構成するファイル群と、KS-META〜で始まる、メタデータが展開される。
シェープファイルをArcMapに追加すると、島嶼部とか、市部とかも含む東京全域のデータが表示される。今回は、そこから23区のデータだけを使う。
L01_017フィールドが131で始まるポイントを選択して、エクスポートをかけた。このフィールドには市町村コードが入っている。東京、というか特別区のコードについて、詳しくはWikiの以下のページを見てみてくださいな。
全国地方公共団体コード の「特別区の区域および政令指定都市」の説明
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%A8%E5%9B%BD%E5%9C%B0%E6%96%B9%E5%85%AC%E5%85%B1%E5%9B%A3%E4%BD%93%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%89#.E7.89.B9.E5.88.A5.E5.8C.BA.E3.81.AE.E5.8C.BA.E5.9F.9F.E3.81.8A.E3.82.88.E3.81.B3.E6.94.BF.E4.BB.A4.E6.8C.87.E5.AE.9A.E9.83.BD.E5.B8.82
23区に絞った地価のシェープファイルを表示すると、こんな感じのデータが表示される。
(国土交通省国土政策局「国土数値情報(地価公示データ)」をもとに、てくてくGISラボ たかはしが編集・加工)
データフレームの座標系をJGD2000の平面直角9系にして表示している。
ほんとは地価を数値分類で表示したかったんだけど、地価のフィールドの型がテキストで、シェープファイルそのままでは表示できなかった…。新しく数値型のフィールドを作って、そこに値をコピーするのをS58 年からH27年間分やるのはちょっと…。しょぼーん。
そういえば前もこんなことがあって、ExcelでDBFを開いて数値型に変換するツールを教えてもらった気がする。今度国土数値情報をダウンロードするときに、アンケートに書こう。その時にはまた忘れてそうだけど。
次回、このデータからアニメーション用のデータを作る際に実行する「フィールドの転置」を使うと、地価のフィールドは1つのフィールドにまとめられる。そしたら、一回だけ数値型に変換しよう。そうしよう。
今回は、とりあえずデータ入手までということで。よれよれ。