2017年06月14日

値が大きなフィーチャを最後に表示

もう6月かー。6月といえば、水無月。水無月といえば和菓子の水無月。お店によっては5月ぐらいから売っているので、厄払いにかこつけて何度も食べてしまう。梅雨は好きじゃないけど、水無月が食べられるのが嬉しいかな。

さて、まだまだ続く、地価のデータの表示だ。今回は同じレイヤ内のフィーチャの表示順序を変更する。具体的には、地価の値が高い点が地図上で最後に表示されるようにしてみようと思う。

ArcMapで数値分類を使ってデータを表示すると、デフォルトでは値が大きいクラスのフィーチャを先に表示し、その上に値が小さいフィーチャを重ねて表示する。地価のデータであれば、地価が高い点が最初に表示されて、低い点は最後に表示される。

この表示順序だと、値の高い点が低い点の下になってしまい見えにくい時がある。そんな時は、フィーチャの表示順序を変更する。

地価のデータのレイヤプロパティ>シンボルタブを開く。で、OKとかキャンセルボタンの上あたりに「高度な設定」というボタンがある。これをクリックして「シンボルレベル」を選択する。

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(図をクリックすると拡大します)

すると、「シンボルレベル」というウィンドウが開く。

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(上図のような表示ではなくて、ジョインとかマージとか書かれたウィンドウが開いたら、「高度な表示に切り替え」をクリックする。)

シンボルとかレイヤー名と書かれた表の一番右の列(- 1 -と書かれた列)の数値が、どうやら各クラスの表示順序を指定しているらしい。上の図の例だと、値が一番大きい赤い点を0番目(1番最初)に表示して、値が一番小さい濃い青の点は、4番目に表示する、という指定になっている。

この数値を変えるには、まずウィンドウの上の方にある「下記で指定したシンボルレベルでレイヤーを描画」というチェックボックスをクリックしてオンにする。

すると、一番右の列の数値を入力できるようになる。ここで、上から順に1、2、…5となるように変更しよう。(変更したい数値のあたりをクリックして半角で数字を入力すればよい。)以下のようになったら、OKをクリック、さらに、レイヤープロパティウィンドウでもOKをクリックする。

i17052103.png

すると以下のように地価のレイヤが表示される。

<シンボルレベル変更後>
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参考までに、デフォルトの表示順序での状態も挙げておく。

<シンボルレベル変更前>
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変更後の方が都心周辺にある、濃い青以外の点が少し見えやすくなっている気がするんだけど。

ちなみに、フィーチャ数が多いデータでシンボルレベルを使うと、表示がもったりと遅くなることがある。私が経験したのは、1万本ぐらいあるラインのレイヤを5クラスに分けて、今回同様、値が大きいラインを最後に表示するように設定した時だった。

地図の見栄えを試行錯誤している最中は、シンボルレベルを設定しない方が、表示が遅くてイライラしないで済むかもしれない。配色とかサイズとかがある程度決まったところで、試すといいかも。

今回はこれにて〜。

(記事内の地価の地図は、国土交通省国土政策局「国土数値情報(地価公示データ)」をもとに、てくてくGISラボ たかはしが編集・加工)
posted by たかはし at 11:00| Comment(0) | ArcGIS

2017年06月07日

凡例の数値に桁区切りを表示

前回まで、国土数値情報の地価のデータを地図化している。この公示価格だけど、データの説明(http://nlftp.mlit.go.jp/ksj/gml/datalist/KsjTmplt-L01-v2_3.html)によれば、単位は「円/m2」ということで、桁数が多い数値が並んでいる。

前回の凡例の部分のアップをもう一回見てみると、やっぱり最小のクラスでも6桁、最大のクラスだと8桁の数字である。

i17051124.PNG
(図はクリックすると拡大します)

うーん、1メートル四方が3000万円越えって、もう何が起きているのかよくわからない。というような感想はともかくとして、この数値、読み取るにはゼロの数をいちいち数えないとならなず、人にやさしくない凡例である。ここは一つ、桁区切りを表示しよう。

凡例に表示されている数値は、レイヤプロパティのシンボルタブで制御する。

レイヤプロパティを開いて…

i17051501.PNG

「シンボル」タブを開く。このシンボルタブの中の「ラベル」と書かれているところをクリックして、「ラベルのフォーマット」を選ぶ。

i17051503.PNG

「数字の形式」というウィンドウが開くので、ここで「桁区切り記号を表示」をオンにする。

i17051505.PNG

で、「OK」ボタンをクリックする。

これでレイヤプロパティウィンドウの「ラベル」の下の数値が三桁ずつカンマで区切られて表示される。

i17051506.PNG

この状態になったら、レイヤプロパティウインドウの「OK」をクリックする。

すると、地図の凡例の数値が桁区切りありの状態で表示される。

i17051507.PNG

うんうん、これなら幾分か数値を読み取りやすい。何千万という数値を見慣れていないので、相変わらず一十百千…と桁を数えたりしちゃうけど。

今回はこれにて〜。

(記事内の地価の地図は、国土交通省国土政策局「国土数値情報(地価公示データ)」をもとに、てくてくGISラボ たかはしが編集・加工)
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2017年05月31日

凡例にフィーチャ数を表示

ArcGISはとうとう10.5までリリースされたらしい。いつも、x.3ぐらいで次のバージョンにあがっちゃうイメージがあるから、ちょっと珍しい気もする。まぁ、ArcGIS 11とかが出るのも楽しみだけど、今のバージョンのバグが減って、より使いやすくなっていくのも歓迎である。

さて前回までで、地価のデータを年ごとに表示する方法を確認した。地価は5つのクラスに分けていて、ある年には1つもフィーチャがないようなクラスもあったりした。

というような地図を見ていると、年ごとに各クラスのフィーチャ数を知りたくなったり、それを地図にちょろっと出したくなったりするのが、人情である。

そういうわけで、ちょっと強引だけど、今回は凡例にフィーチャ数を表示する方法をメモメモ。

凡例を表示するには、データフレームに時間が設定されていても(パラパラ漫画を表示する設定がされていても)、特別な操作は必要ない。いつも通り、レイアウトビューにしてから(ArcMapのメニューバーから「表示>レイアウトビュー」)、「挿入>凡例」を選択する。

すると凡例ウィザードが開く。最初のページで「プレビュー」ボタンを押して、「完了」を押せば、手っ取り早く凡例の出来上がりである。

i17051121.PNG
(図はクリックすると拡大します)

ここで、できた凡例をダブルクリックする。そうすると凡例プロパティというウィンドウが開く。

この「項目」タブをクリックして、マップ範囲オプションの「フィーチャ数を表示」をクリックしてオンにする。

i17051122.PNG

で、OKをクリックする。

すると、マップ上の凡例の後ろにカッコで囲われた数字が表示される。これが、そのクラスに入るフィーチャ数である。

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このフィーチャ数、タイムスライダーバーを動かして年を変えると、ちゃんと変化してくれる。上の図では、2010年で、一番値が大きいクラスには、3つの地価の点があることがわかる。以下は同じ2010年の凡例部分にタイムスライダーを持ってきて拡大した図である。

i17051124.PNG

これが、2000年1月1日だと、同じ階級には点が1つもないことがわかる。

i17051125.PNG

アニメーションも楽しいけど、数字がちこちこと変化するのも結構楽しいし便利である。

ただし、地価の場合は年ごとにフィーチャ数が変化するので、凡例に表示されたフィーチャ数の絶対数だけで何か判断しない方がよい。例えば、値が一番小さいクラスのフィーチャ数は、2000年で699個、2010年で945個だけど、この10年で地価が下がったという判断は当然できない。

今回はフィーチャ数を地図上で確認する方法、ということで、凡例にフィーチャ数を表示する方法を説明している。


ではでは、今回はこれにて〜。

(記事内の地価の地図は、国土交通省国土政策局「国土数値情報(地価公示データ)」をもとに、てくてくGISラボ たかはしが編集・加工)
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